個人開発・プログラム

正確なグラフだからリアルでは正しいとは限らない

こんにちは!個人アプリ開発者のYuKiOです。これまでに最高にかっこいいメモアプリ「ハッカーメモ」をはじめ、13本のアプリをリリースしてきました。このブログでは、私のアプリ開発経験や知見を皆さんとシェアしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします!

今回は、音声配信で語った内容を文字起こししたものを、読みやすい形でお届けします。

今回お話ししようと思っているテーマは、正確なグラフが必ずリアルで正しいとも限らないというお話です。数字やグラフは、数値が正しければリアルなものを表していると思われがちですが、実はそうとも限らないかなと思っています。

例えば、先日ツイッターである方が、ある事象に関して数値が3%下がったことが大変だと伝えるために、90から100%のレンジのところだけを抜き出した急激な変化に見えるグラフを提示されたのですが、それに対して別の方が、Y軸を0から100%にした場合はほとんど変動していないので、正確なグラフにしないのは詐欺グラフだ、グラフが読めないやつと批判されていました。

このような状況を見ていて、私が思ったのは、それぞれの意見に一理あるものの、正しいグラフが必ずしもリアルではないと思っています。

3%の下落が、1%が1円や10円といった単位であれば、大げさにする必要はないかもしれません。しかし、1%が100億円になってくると、3%だけで300億円の増減があるわけです。これは私たちの現実世界からしたら大きいですよね。

そう考えると、0から100のレンジで話をしてしまうと感覚とずれてくることがあります。90から100の目盛りに変えてその下落率を見せた方が、現実世界の感覚と即していくのかなと思います。

この話題をアプリ開発にどうつなげられるか考えてみました。数字は物事を正確に表すために存在しており、その内容は正しいと思われます。しかし、現実のリアルとは違っていることがあるのです。

例えば、前月からユーザーが1%しか伸びなかったとしましょう。1%はどの月でも1%で変わらないわけですが、その1%にはいろんな内訳があります。ほとんど継続率が高くないようなアプリのファンになってくれない人が加入してもそれは1%であり、同じ1%でもロイヤルユーザーになってくれる人の内訳であれば、内容が全然違うと思います。

だから、数字を追って、数字を正確に見ることももちろん大事だと思いますが、数字では見えないものは大きく、数字では語れないことも多いです。私は時に数字も多少の脚色は良いと思い、目的はそのものと先の目的を叶えるために、数字を活用していくべきだと考えています。

いかがでしたでしょうか。少し長くなってしまいましたが、今回のお話を通じて、皆さんにも何か参考になる情報があれば幸いです。もし気に入っていただけたら、ぜひチャンネル登録をお願いいたします。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!