個人開発・プログラム

「Webサービス、そこに愛はあるんか?」 | Webサービスリリースの失敗から気づいた事。

愛はあるんか

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「Webサービス」を使ってもらえないと悩んでいませんか?

私も昨年にチェックリストシェアできる「チェクリー」https://checklist-checkly.herokuapp.com/)というサービスをリリースしたのですが・・・・

チェクリーイメージ2

恐ろしいほどにユーザーが増えることがありませんでした 泣。

個人的は使っているのでこのアイデア良いなと思っているのですが、やっぱりアイデアが悪いのかなとか考えたり。

ただウニャウニャしても仕方がないので「どうしたら使ってもらえるサービスにできるだろうか?」と考えました。

Webサービスへの意見をもらえるiken という素晴らしいサービスを使ったり、他のサービスを見て研究をしました。

その結果、アイデアの良し悪しを考える前に、もっと考えるべきことがあったのでは?と気づいたわけです。

それは、「Webサービス、そこに愛はあるんか?」ということです。

Webサービス、そこに愛はあるんか?

大地真緒さんが、「今野、そこに愛はあるんか?」というセリフが印象的なアイフルのCMご存知ですか?

この言葉が「使ってもらえるWebサービスってなんだろう?」って考えていたときに、すごくしっくり来たんです。

Webサービスを使ってもらうには、ユーザーにストレスを感じずに使ってもらう必要があります。

相手に心地よく使ってもらうには、「おもてなしの心」が大切なわけです。

そもそも、良いアイデアとか悪いアイデアなのか問う前に、Webサービスを使ってもらうために、きちんとユーザーを「おもてなし」できていませんでした。

それで「おもてなしの心」というのを突き詰めていくと、相手を喜ばせたいという一種の「愛」だと思うんですよ。

それでユーザ目線で考えるとか、UI、UXとか色々な言い方がありますが、まとめると「ユーザーに対して愛があるのか?」って言い換えられると思うんです。

今まで私が作ってきたWebサービスには、決定的に「愛」が不足していたと気づいわたけですが・・・・

さらに色々と考えを広げていくと、「愛って駆け出しの個人開発者だからこそ必要なのでは?」と思えて来たんです。

開発実績がない時は信用がない。だからこその「愛」

Webサービスが沢山の人に使ってもらうには、アイデアとかPR方法も大切だと思いますが、サービス運営者の信用も必要だとおもっています。

信用だと言葉が堅いかもしれませんが、企業のWebサービスなら安心して使えると思うし、インフルエンサーの開発者さんのサービスは興味が持たれやすいと思います。

企業やインフルエンサーの開発者さんと比べて、個人開発で実績がないうちは信用不足

普通に出しても、優れたアイデアでなければ、見向きもされません。

そんな優れたアイデアをバンバン出せるわけではないですし、信用は一朝一夕で作れないですし、努力と時間が必要です。

だからこそせめて、ランディングページなど見えるところで「この人のサービスは使ってもいいかな?」と思わせる信用を加算していく必要があるわけです。

なのに・・・!

今までの私は一丁前に、信用がある人たちと同じようなランディングにしていました。

それで、冷静に考えてみたんです。

例えば、あなたが道を歩いていたとしましょう。

どこの馬の骨とも分からない奴が、「この近くで飲食店を開店しました。ポイントカード作るので、必要事項に入力してください。」と話かけてきたら・・・・・

どうでしょうか?

それがめちゃくちゃ美味そうな店でなかったら「誰やねん!!興味ないわ

!」と通り過ぎるはずです。

これに近いことを、Webサービス開発では平気でやってしまっているんですよね。

じゃあその「信用を加算する方法」って何かな?と考えると、大きく2つに別れるかなと思います。

  • ユーザーが不安を解消する
  • ユーザーの負担を軽減する

些細なことにも思えるかもしれないですが、まだ信用がない駆け出し個人開発者の場合、この些細なところをキッチリすることが、信用を積み重ねる一番の方法だと思うんです。

「神は細部に宿る」なんていいますけど、そうなんだろうと思うんです。

今までのWebサービスのどこが具体的に「愛」が足りてなかったかを考えてみました。

チェクリーを愛で満たすために、改良計画をしました

愛があるWebサービスにするためにやったこと

チェクリーを改良するにあたって、愛が不足していた部分を洗い出して、解決策を考えました。

  • 誰が作っているのかわからない →  自己紹介
  • ツイッターログインは不安 → 説明をきっちりする
  • チェックリストの投稿方法がわかりづらい → 方法を再検討

誰が作っているかわからない → 自己紹介

ある日、Twitterてある開発者の方のサービスを見ている時に、簡単な自己紹介を入れている方がいたんです。

すごく、人柄も出ていいなと感じました。

改めて自分のサービスを見ると、「信用して」って言う割に、名乗らないのは「愛」がないと思ったわけです。

だから自己紹介することで、「このサービス使っても大丈夫かな?」というユーザーも不安を軽減できると考えました。

そこで、ランディングページの最初に、吹き出しの自己紹介を入れて、そのあとキャラクターとして登場し説明することになりました。

自己紹介

ツイッターログインは不安 → 説明をきっちりする

今までツイッターログインに関しては、大手サービスや他の開発者さんのサービスを見習って、ログインボタンをポツンと置いておくだけでした。

しかし、よくよく考えてみると、説明なしに外部アカウントを使ったログインをさせるのは「愛」がないなと思ったわけです。

ぼくら開発者、ツイッターログインって何をしているか理解できていますが、一般の人ってどんな仕組みで、どんなメリットがあるのかよくわかってないと思うわけです。

楽天とかアマゾンみたいな大きな企業なら「悪さしないだろう」と思う人も多いはずですが、どこの馬の骨とも分からない個人が作ったサービスはやっぱり怖いと思いました。

なので、ツイッターログインについて説明を強化することにしました。

追加したのは、以下の2つ

  • 不正な操作をしないという文言
  • ツイッターログインのメリット

を記載することにしました。

さらに、疑い深い人のために「ツイッターログインの仕組みについての簡単な説明」も追加しました。

これで、少しは「ツイッターログインって怪しそう」という部分を緩和できるのではと考えています。

ツイッター説明

チェックリストの投稿が面倒 → 方法を再検討

サービスを利用したいなと思って、ログインしますよね。

「そのあと、当たり前に投稿してください、」となりがちです。

そこも、いきなり投稿しろって愛が足りてないと思ったわけです。

そのきっかけはツイッターでフォローしている開発者さんのサービスブレぽい!を使っている時でした。

 

「迷える人向けボタン」というのがあって、そのボタンを押すと投稿のテーマが自動入力されるんです。

これってすごいなと。

ログインしたら当たり前に投稿してくれると思ってますが、投稿にも一つのハードルがあるなと。

こんな経験ありませんか?

ログインはしてみたけど、投稿するものが思いつかないで戻ってしまうこと。

投稿する内容を考えるのも一手間だから、「迷える人向けボタン」があれば、テーマを与えてくれるので、考えるのが楽になって投稿するハードルが下がるわけです。

投稿するためのハードルを下げるにはとても良い機能だなと思ったので、採用させてもらいました。

投稿画面

さらに、自分で作っていると、ボタンや操作方法って、「これくらいわかるやろ?」という感じで作ってました。

でも、意見を求めてみると「投稿方法がわかりづらい!!」というのが多くて、反省でした。

今回は、くどいくらいに説明を追加しました。

ユーザーの反応を見ながら、コツコツと増減せればいいやというスタンスで、とりあえずは過剰なほどに丁寧に説明しています。

あとは、無ログインでもお試して使えるようにしたり、投稿画面を一つにするなど改良を実施しました。

チェクリーイメージ

まとめ

この度、チェックリストのシェアサービス「チェクリー」は、「愛」をふんだんに詰め込んで再リリースしました!


 

結果はというと、全く現状は効果なしです笑 → 泣

これ自体はアイデアの良し悪しも影響してくるので仕方がないことですね。

「そのWebサービスに愛はあるんか?」という言葉で考えることによって不思議と新しい視点でWebサービスのあり方を考えられるようになったのは、大きな一歩だと思っています。

次のWebサービス開発やアプリでも生かしていきたいと思うので、見守っていただける方は是非ツイッターフォローと、愛を込めたチェックリストシェアサービス「チェクリー」も一度使って頂けると幸いです。

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